WordPress (ワードプレス)は、低コストで柔軟にホームページを育てられる強力な選択肢です。本記事ではサーバー/ドメイン選びからテーマ設定、レイアウトの考え方まで、クリニック向けの実践ポイントを凝縮しました。医療DXの第一歩は、ここから。

WordPress で作るメリット
- コスト:月1,000円以内で“ちゃんと使える”サイトをつくれる。
- 自由度:記事追加、レイアウト変更、機能拡張を自分のペースで。
- 学びが資産:一度覚えた更新作業は、以後ずっと自走可能。
業者に毎回数万円払うより、自院の手で育てる方が速くて強い。ここが、私の考える医療DXの起点です。
WordPress のためのサーバー選びのポイント
ホームページは患者さんとの最重要接点。まずは安くて速いレンタルサーバーで、ストレスのない表示を確保するのが近道です。
サーバーとは?なぜ必要?
サーバーは、サイトのデータを置く「土地」。作っただけでは誰にも見られません。サーバーへ公開することで、患者さんがスマホやPCからアクセスできる状態になります。
どのサーバーを選ぶか
- レンタルサーバーを選ぶ
専門知識がなくても始められ、月1,000円前後で十分。マニュアルやサポートも手厚い。 - 月額料金を確認
個人運営のクリニックなら、まずは手頃なプランで十分。大規模アクセスは成長後に検討する。 - 客観指標で比較
表示速度・容量・料金・信頼性を比較記事でチェック。
・WordPressに適したレンタルサーバー
・初心者向けサーバーランキング
・mybest レンタルサーバーのおすすめ
・RBB TODAY 11社比較
・LISKUL 21選比較
私の失敗:最初はBlogger。結局 WordPress に移行。
このサイトは無料のBloggerでスタートしましたが、次の理由でレンタルサーバー+WordPressへ移行しました。
- 自由度の限界:デザインや機能のカスタムに制約あり。
- 初心者には設定が難しい:コード対応が負担。
- 将来の拡張性:アクセス増に向けた対応が不安。
現在のサーバーは ロリポップ を利用、特に不満なく運用できています。
Bloggerに興味がある方は私の過去の記事をご覧ください。
WordPress のためのドメイン選びのコツ
ドメインはサイトの「住所」。クリニックの資産になる独自ドメイン一択です。
独自ドメインの利点
- 信頼性:無料ブログのサブドメインより、プロの印象。
- 資産性:SEOの蓄積が自院の価値として残る。
独自ドメインの費用感
年間数百円〜数千円で取得可能。
- Googleドメイン例:取得費用およそ1,500円/年。管理画面が分かりやすい。
- サーバーの無料ドメイン:セットでお得。ただし解約時に使えなくなる場合がある点に注意。
ドメイン選びのポイント
- 短く、覚えやすく(例:clinic-name.jp / townclinic.com)
- 院名や診療科を含める(例:yamada-naika.jp / shinjuku-kodomo.jp)
- トップレベルドメインを選ぶ:
.comは汎用、.jpは国内信頼、.clinicは直感的(費用は高め) - 日本語ドメインは回避:表示や互換でトラブルの可能性
ドメイン取得サービス(比較)
独自ドメインは早い者勝ちです。候補が浮かんだら空き状況をチェックしてすぐに確保しましょう。
・取得会社の料金・サービス比較
・ドメイン取得比較ガイド
・おすすめ取得サービス比較
WordPress.com に注意(自前サーバーと比較)
WordPressについて調べていくと、WordPress.comというサービスが見つかります。WordPress.comは手軽に始められますが、自由度が低く、クリニックの本格的なホームページ運営には不向きです。
| 比較項目 | WordPress.com | レンタルサーバーでWordPress |
|---|---|---|
| 管理者 | Automattic社が運営 | 自分でサーバー契約・管理 |
| 費用 | 基本無料(有料プラン月500円〜) | サーバー+ドメイン(目安 月1,000円前後) |
| 自由度 | 制限あり(プラグイン等は有料プラン) | プラグイン・テーマ・コード編集まで自由 |
| メンテ | サーバー管理不要 | バックアップ等は自分で実施 |
| 広告 | 無料プランに広告表示 | 広告は自分で制御 |
| 独自ドメイン | 有料プランで利用可 | 自由に取得・設定可 |
| SEO | 無料プランは独自ドメイン不可で不利 | 独自ドメイン前提で有利 |
WordPress のテーマ選び(基準)
- シンプルで迷わせないみため:患者さんが最短で目的情報に到達。
- SEOへの配慮:構造化や速度を含め、検索に強い設計。
- 日本語対応:管理画面やドキュメントが扱いやすい。
- 将来拡張:後からデザインや機能を足しやすい。

無料テーマでも十分に戦えます。
Lightning(ライトニング)や Cocoon (コクーン) は扱いやすく定番。このブログはCocoon、クリニックのサイトづくりではLightningを主に検討しました。
有料テーマを選ぶなら
買い切り型
- 一度購入すれば追加費用なし。
- 例: WordPress テーマTCD(医療系デザインが充実)。
- 初期費用は1〜2万円程度だが、長期的にコスパ◎。
サブスク型
- 月額・年額で利用、更新とサポートが継続。
- 常に最新機能を享受できるが、累計コストは高くなることも。
無料テーマと有料テーマの比較
| 特徴 | 無料テーマ | 有料テーマ |
|---|---|---|
| 費用 | 無料 | 買い切り1万円〜、または月1,000円〜 |
| デザイン | シンプル中心 | プロ品質で洗練 |
| 機能 | 必要最低限 | 高速化・SEO・多機能 |
| サポート | 限定的 | 手厚いサポート |
| 初心者適性 | 扱いやすい | 扱いやすいが選定に注意 |

私は Lightning と TCD で悩み、表示スピード重視で Lightning を採用しました。最初は無料テーマで始め、慣れてきたら有料テーマを検討する流れが無理なくておすすめです。
Lightningでの実際の作成手順
「Lightning」はシンプルで速く、医療サイトとの相性が良いテーマです。作り方は、“上手な人を見つけて真似る”が上達の近道です。私が参考にした動画をまとめました。
- WordPressをインストール
WordPress初心者使い方・始め方 - Lightning でまず形にする
Lightningで作る① / ② / ③ / ④ / ⑤ - 好みに作り替える
Canva×Lightningで歯科サンプルを1時間
Lightning G3でトップページをデザイン
クリニックサイト① / ② / ③ / ④
まとめ
初心者でも、少し頑張れば“使える”ホームページは作れます。
WordPress は奥が深いですが、ブロックパターンとプラグインを覚えるほど制作は楽になります。最初の一歩は重い――それでも踏み出せば、更新のたびに信頼と成果が積み上がります。今日から、はじめましょう。



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