インカム で作業効率が大幅にアップ

「 インカム って使ったことありますか?」
最近、クリニックの現場でも インカム の導入が増えています。インカムとはいわゆる「無線イヤホン+マイク」のようなもので、スタッフ同士がリアルタイムに情報をやり取りできます。これにより業務効率が格段に上がり、患者対応の質も向上します。今回は、そんなインカムのメリット・デメリット、そしてクリニックでおすすめの製品についてご紹介します。

インカム の画像

インカム とは

「 インカム 」とはインターコミュニケーション(Inter-Communication)の略称で、主に業務や日常活動で使われる双方向の音声通信機器の総称です。イヤホンやヘッドセット、マイクを組み合わせて、離れた場所にいる人同士が即座に会話できる仕組みを指します。

無線通信で人と人の連携を支えるツール

  • イベント運営、警備、工場、飲食店などで使われる、スタッフ間のリアルタイム音声コミュニケーション装置
  • 医療現場では特にハンズフリーでの連絡が可能な小型インカムが主流
  • Bluetoothまたは専用周波数を使い、複数人で会話可能
  • PHSの代替や業務連絡ツールとして利用される

インカム の基本タイプ(電波方式の違い)

  • 特定小電力トランシーバー:免許不要。フロア内~同建物での短~中距離に強み。価格が手頃で導入が容易。
  • 無線LAN(Wi-Fi)トランシーバー:院内Wi-Fiで広く安定。録音・一斉呼出・緊急ボタンなど機能が豊富。
  • IP無線(LTE/4G)型:キャリア回線で館外も接続可。分院連携や在宅診療チームにも向く。
  • スマホアプリ型(スマホインカム):既存スマホで導入可。多拠点一体運用やログ管理に強い。
方式通信範囲初期費用主な利点留意点
特定小電力院内(階跨ぎは工夫要)低~中免許不要・安価・簡単地下/鉄筋で減衰・混信対策
Wi-Fiトランシーバー院内全域(AP整備前提)録音/一斉/緊急等が充実院内ネットワーク設計が鍵
IP無線(LTE)全国~多拠点中~高距離非依存・分院連携月額回線費が発生
スマホアプリWi-Fi/LTE依存低(既存端末活用)導入迅速・ログ/管理端末管理・セキュリティ

クリニックで インカム を使うメリット

インカムのメリットは圧倒的に時間の短縮ができることです。情報を送るためにパソコン入力したり、違う場所にいるスタッフに伝えに行く手間が省けます。作業の手を止めず、マイクに話しかけるだけで情報が共有できる、素晴らしい道具です。

具体的メリット

  • 待ち時間の短縮:患者到着・検査完了・会計呼出を即時共有。伝言リレーを排除。
  • 緊急対応の速度:急変・不審者・迷走患者の一斉連絡で初動が揃う。
  • 感染対策:距離を保ちつつ連絡でき、動線交差を減らす。
  • 新人教育:録音・聞き直し活用で連絡の型を学習(対応可の機種)。

業務フロー別:どこで使うと最も効く?

  • 受付—診察室:呼出・順番調整の即時共有で“待ち過ぎ/呼び忘れ”を減らす。
  • 処置室—検査室:検査完了の合図→診察再入室をスムーズに。
  • 在宅チーム—院内:IP無線/スマホ型で往診組と常時接続。

クリニックで インカム を使うデメリット

診療中に患者さんと話している場合でも音が聞こえてくるので、診療はしづらいです。また、うまく使わないと誰に話しているのかわからず、現場が混乱します。また、スタッフ数が多い場合にはコストがかかることも難点です。

導入には工夫とルール作りが必要

  • 常に音声が入るため、集中力が途切れる可能性
  • 会話内容が筒抜けになるリスク(プライバシー配慮が必要)
  • 誰に話しているかわからない (名前呼びやグループ機能付きのものを使うとよい)
  • コスト:1台数万円の機種もあるため、予算検討が必要

インカム を購入する際のチェック項目と特徴

医療現場向けに特化したモデルも増加しています。業務の規模や予算に合わせて選ぶことがポイントです。耐久性重視なら業務用のもの、小規模なら汎用品で十分です

チェック項目 (こういうところをみる)

チェック項目確認ポイントの例
通信距離実用的なカバー範囲(表示値の1/2〜1/5を目安に)
音声品質ノイズ対策・音の鮮明さ
バッテリー寿命連続使用時間・充電スピード
同時人数/チャンネルグループ通話の可否・対象人数
周波数帯/通信方式環境に適した帯域(2.4GHz, UHFなど)、全二重通話
暗号化セキュリティ電波の盗聴防止対応 ʻ⁠encryptedʼ の有無
耐環境性能(IP等級)防水・防塵性能のレベル(例:IP67)
付加機能音楽/ナビ併用、GPS連携、ボイスアラートなど
互換性他機種との接続/ユニバーサル対応
コスト購入・レンタル・アプリ型、初期/維持費のバランス
拡張性/スケーラビリティ台数追加やシステム連携の容易さ
操作性/携帯性重さ・装着のしやすさ・手袋対応の操作ボタン

ざっくりした費用感

  • 特定小電力型:本体×人数+充電スタンド。初期小〜中、ランニング軽微。
  • Wi-Fi/IP無線型:本体×人数+AP/配線見直し+月額(必要に応じ)。
  • スマホアプリ型:アプリ利用料×人数+端末管理費。

クリニックで よく使われているインカム

クリニック規模や診療科によって、適したインカムも変わります。ポイントは以下です。

  • 小規模・単フロア:特定小電力(免許不要)でまず試す。
  • 中規模・多フロア:Wi-Fiトランシーバーで院内全域の安定運用。
  • 多拠点・在宅連携:IP無線/スマホアプリで距離非依存に。

インカム導入事例一覧(クリニック・病院)

タイプ使用機種/システム使用方法参考URL
小規模クリニックアルインコ:DJ‑PX7 など特小無線機。交互通話。参考動画
病院(大規模)アイコム:IP510H などIP無線機 (携帯電話回線)。同時通話に対応。参考ぺージ
医療機関(介護含む)BONX WORK:BONX BOOST などネット回線。携帯電話を持ち歩く必要あり。参考ぺージ

うちではこうする

下記の基準を満たすものを選んだ

  • 診療の邪魔にならない
  • 声だけ聞こえればいい
  • 携帯電話を持ち歩くことはできない
  • スタッフが増えてもすぐに増やせる拡張性
  • 値段が安い

どうやって使うか

  • 考えるより先に、とりあえず現場に投入して使ってみる
  • こういう使い方が便利、という成功体験をスタッフで共有する

→ 結論として 診療がめちゃくちゃはやくなった。いれないともったいないレベル。 

まとめ

インカム の導入は、クリニックの業務効率と患者満足度を同時に高める可能性を秘めています。ただし、導入時には適切な製品選びと運用ルールの整備がカギとなります。現場に合った形で、ぜひ取り入れてみてください。

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