紹介論文をまとめます
2023年11月
① 手袋種類による傷感染防止効果の差なし、未滅菌手袋はコスト効率良好。
背景:救急外来での滅菌手袋と未滅菌手袋の傷感染防止効果比較。
方法:メタアナリシス、RCTs/NRSIs、症例数3227、滅菌対清潔手袋比較。
Injury,2023
② PPI使用歴はペムブロリズマブ単剤療法の効果を短縮する傾向。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37432682/
背景:非小細胞肺癌のペムブロリズマブ単剤療法と化学療法併用療法を比較。
方法:日本、進行性非小細胞肺癌患者425人、2017-2020年、後ろ向き研究
JAMA Netw Open, 2023
③ 心停止時の重炭酸ナトリウム(SB)投与は短期・長期生存率に影響せず、長期生存に悪影響を及ぼす可能性
背景:心停止時のSBの効果を検討。
方法:RCTとPSMコホート研究を検索、16歳以上の非外傷性心停止患者を対象に分析。
Am J Emerg Med. 2023
④ 発作性上室性頻拍は鼻腔内カルシウムチャネル遮断薬エトリパミルで迅速な心拍数正常化、副作用は軽度。
背景:エトリパミルの効果・安全性評価。
方法:北米・欧州、692人、ランダム化試験。
Lancet. 2023
⑤ 重症大動脈弁狭窄症患者に対する非侵襲的超音波療法は弁機能を改善し、重篤な副作用なし、安全性が高い。
背景:非侵襲的超音波療法の効果・安全性評価。
方法:フランス、オランダ、セルビア、40人、2019-2022年。
Lancet. 2023
⑥ 糖尿病性腎症においてMRAは高カリウム血症リスク増、SGLT2iはリスク減少。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37256921/
背景:糖尿病性腎症でのSGLT2iとRAASiの高カリウム血症リスクへの影響調査。
方法:27研究、43,589人対象のネットワークメタ分析。
Clin J Am Soc Nephrol, 2023
⑦ 摂食障害の評価に、超音波は非侵襲的・安価で有効。 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37630750/
背景:様々な病因による摂食障害の非侵襲的な評価に超音波の利用を検討。
方法:超音波を用いて摂食・嚥下に関連する筋肉の視覚化と評価のプロトコル提案。 Nutrients, 2023
まとめ
・紹介した最近の論文をまとめ始めました。
・がん関連の論文も増やしていこうかな。
よくわからないままXに投稿を始めてます。
少しずつ増やしていきたい。
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